ショートストーリー №26 機械至上主義

 「コンピューターでやっているから、間違いない筈ですが。」とか、「機械で読み取っているから、そちらの書き間違いじゃあありませんか?」とか、回答される事がたまたま続いた。  元はと言えば、人間が操作する事なのだから、確かに『機械は間違っていない』のかもしれない。そう、悪いのは人間なのだ。今の時代、機械に頼らずには生きて行きにくい世の…
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ショートストーリー №25 生かされし人

 瀬戸内寂聴さんは、93歳だそうですね。まだまだお元気ですねぇ。生きるお手本です。病気をされても、再びにこやかなお顔を見せて下さる。無病息災では無く、まさに「一病息災」が似合うお人ですね。    還暦を過ぎたら、「お釣りの人生」と言う人がいました。他人に迷惑をかけたくはないけれど、生きている限り誰かの手を借り、助けて貰うのが日常なん…
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ショートストーリー №24 タケノコご飯

 妄想女のパートナーが、知り合いから生のタケノコを頂いて来ました。時間が経つほど美味しさが損なわれるので、すぐに米のとぎ汁を使って茹でました。その後で、柔らかい部分はタケノコご飯にして、根元の方は少し濃いめの味付けで、土佐煮にしました。春の香りと、ほのかな独特のえぐみ、歯ごたえ。やはり、市販の茹でタケノコとは違うような気がしました。美味…
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ショートストーリー №23 複合施設

 少子化の影響で、地方ばかりでなく、都心部でも児童数が減少して廃校になる現象が増えているらしい。色々な試みをしている自治体もあるようだが、ある行政区では、保育園と老人施設を併設させて、とても良い相乗効果を得られているとか、テレビで見たけれど。  働かなくては生活するのが厳しい現実の中で、働きたくても、今働いていなければ子供を保育園…
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ショートストーリー №22 ハイヒール

 テレビで、ハイヒールを履いた綺麗な足を見ると、妄想女は必ず私に言うのだ。 「ねぇ、はぁこ。私だって、若い頃はあんな靴を履いていた事もあるのよ。」   幽霊猫の私は、妄想女の若い頃を知らない。生前、私が彼女の住まいに居ついた時には、彼女は充分に大人になっていた。そして、その頃の彼女は、慢性疾患が原因で、ハイヒールどころか、硬い革靴が…
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